■
「信濃国分寺駅」 上田市
以前この地には信越本線と平行に走っていた上田丸子電鉄の「国分寺駅」がありましたが廃線となり大分経ちますが、しなの鉄道の開業により地元の要望で平成14年3月29日に大屋〜上田間の信濃国分寺史跡公園の隣接に建設され、開業以来3番目(テクノ坂城・屋代高校前)の新駅「信濃国分寺駅(しなのこくぶんじ)」が、開業しました。
信濃国分寺や農民美術発祥の地でもあり観光や、地域産業の振興、文化の発展につながることが期待されています。
◆
「国分寺遺跡」
【国分寺 】
天平十三年(741)の聖武天皇は、「国泰らかに人楽しみ、災いを除き福至る」を念願に、諸国に七重塔を造り、僧寺と尼寺を全国六十六ヶ国と壱岐・対馬の二島に国分寺を建立し、仏教の力により国土安穏・万民豊楽と文化の興隆をはかったのです。奈良の東大寺が総国分寺として、国を挙げての大事業であった。
【信濃国分寺 】
上田に建てられた信濃国分寺は比較的早い時期に完成したと言われています。昭和38年から8回に渡る発掘調査により、しなの鉄道信濃国分寺駅北側の場所に僧寺・尼寺ともに当時の伽藍配置や規模がほぼ明らかになりました。
現在は埋め戻され国指定の史跡公園となって当時の回廊や金堂等の輪郭に沿い「つつじ」が植えられ当時の面影を残しています。出土した資料などは敷地内の資料館で見ることが出来ます。
<<<Back[上田] Next>>>