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「力士雷電の生家」
雷電は寛政七年(1795)に大関に昇進(この当時は「横綱」という位はなく「大関」が最強位であった)、16年間の長期に渡り最高位の座を守り通し、あまりの強さに雷電のみが禁じられた「張り手」など数点の封じ手が有ったにもかかわらず、未だにこの記録は破られていないという。
雷電生家 の庭先には、雷電が毎日畑仕事の行き帰り、鍬(すき=農具)の先に大きな石を吊るして足腰肩を鍛えたという「雷電の力石」があります。
(案内看板参照)
滋野駅からタクシー5分
庭先の石に注目:案内板と比較してください 土 俵 「雷電の力石」

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みまき=御牧
千曲川西岸のこの辺り一帯は奈良時代末に馬を朝廷に献ずる勅旨牧(御料牧場)が有りその代表的のものが「望月の駒」であり、お隣の小諸市にも「御牧ヶ原」など牧場に因んだ地区名が残っています。
昨年05年4月1日までは北佐久郡北
御牧村として歴史を刻んできましたが東岸の小県郡
東部町と合併し現在の東御市となりました

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布引温泉「御牧乃湯」と東御市立みまき温泉診療所
千曲川のほとりから浅間山を眺望できる布引温泉「御牧乃湯」(みまきのゆ)は、日帰りの温泉施設で、特に露天の庭園風の岩風呂からの浅間山は四季折々に風情を変え楽しめる温泉です。天然温泉のほかに地元の特産を活かした薬用人参風呂などがあって人気が高い日帰り温泉です。
泉質はナトリウム塩化物が主成分で体がよく温まり、と評判です。
滋野駅からタクシーで10分

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布引観音温泉
千曲川西岸、小諸市隣接の東御市布下に「牛にひかれて善光寺まいり」の伝説に出てくる「白い布」が岩になったと伝えられる「布岩」があるがその下にある一軒宿の温泉が「布引観音温泉」です。
源泉は無色透明だが、空気に触れると湯花のようになり 泉質はナトリウム塩化物泉、神経痛や筋肉痛などに効果があるとされています。
滋野駅からタクシーで20分

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「牛にひかれて善光寺まいり」
昔、善光寺から約70Km南に無信心な老婆がいてある日、千曲川で晒しの布を洗濯しているとどこからか一頭の牛が現われ、牛が角に布を引っ掛けて逃げてしまい、それを追ってとうとう善光寺まで来てしまったと言う。牛は善光寺如来様の化身であったと言う話が残っている。しなの鉄道滋野駅付近の千曲川縁の崖に地層が布のように白く見える「布引岩」が有り付近の崖淵に「布引観音」が建立されています。
布引観音温泉頭上の「布岩」の白い帯は、牛の角に引っ掛けられたお婆さんの布が、風に飛ばされ岩になったと伝えられています。
電車の車窓から確認できる「布引岩」 白い布が岩になったと伝えられる「布岩」 「千曲川」この辺りで洗濯をしていたのでしょうか
布引観音は、次回小諸駅で紹介の予定です。
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