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■岩鼻
宿場の反対側は、千曲川の谷が急に狭まって、山が川原近くまで迫り出している。土地の人が「岩鼻」と呼ぶ場所です。 北信(善光寺平)と東信(上田盆地)の境目で、千曲川の浸食により東岸と西岸にこうした岩鼻(半過・・上田市)があります。
この場所は、「岩鼻」すれすれに千曲川が流れていて難所であり加賀の殿様が参勤交代のときここを通過すると無事通過したと飛脚を出して国に知らせてという、記録が残っているそうです。現在でも「国道18号線」と「しなの鉄道」が走るすぐ脇は千曲川となっています。

■ねずみ宿
北国街道前後の「上田宿」と「坂木宿」は幕府公認の本宿ですが、ねずみ宿は真田氏が上田から松代に移ったときに松代藩が設けた私宿でありこの場所は上田藩と松代藩の境として厳しく品物の出入りや人の出入りを見張ったとされ、寝ずの見張りがいたので「寝ず見」が「ねずみ」になったとか。
会地早雄神社は、旧北国街道(現国道18号)沿いにあった鼠宿(ねずみじゅく)南端にある。 江戸時代の旅人たちの道中の無事を祈り、休息の場であった。

■この地に伝わる「鼠」のお話
昔、この地に風土病の原因の「ツツガムシ」が住みつき大変困っているところへ大きな鼠が 出てきて「ツツガムシ」を退治してくれ 、住民は大変感謝して神様の鼠として崇めていましたが「ツツガムシ」が退治され食べるものが無くなると村の産業の「蚕」を食べるようになり、ほとほと困り果てている所へ大きな「猫」が出てきてこの鼠を退治してくれたそうです。鼠は「岩鼻」に奉った岩屋が、猫は対岸の「半過岩鼻」の洞穴に奉られましたが千曲川の氾濫により流され、長野市篠ノ井塩崎に流れ着き、「唐猫神社」は現在こちらに有ります。「ねずみ」の地名の由縁となっています。
ねずみ宿跡(北国街道)                ねずみ大根          ねずみ宿「会地早雄神社」(おうじはやおじんじゃ)

■「ねずみ大根」と「おしぼりうどん」
「ねずみ大根」は坂城特産の地大根で辛味が強く深い味があることで大根漬けに適している。
ねずみに似た形から「ねずみ大根」という形状説と「鼠付近」で採れるからの地名説がある。東山で作付けされているが場所により味が違うそうです
千曲市や坂城では「ねずみ大根」をどんぶり一杯おろしにして味噌やねぎ、鰹節などお好みに溶き「釜揚げ」したうどんをおろしの中に入れ食べる「おしぼりうどん」又は「釜揚げうどん」が適当な辛味と甘味に人気あります。
戸倉上山田温泉に来られたら是非「ねずみ大根」の、おしぼりうどんを食比べして見てください。


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