■姨捨地区は棚田と月と俳句の里
日本の棚田百選の1つ この近くにJR篠ノ井線(中央東線)姨捨駅があり観光列車は、眼下に広がる雄大な善光寺平と 棚田の風景を見るために5分程、臨時停車する事もある。国鉄時代に日本三大車窓景観に選ばれた絶景 この地に、 松尾芭蕉、小林一茶、等々の文人が訪れて一句ひねるほどの絶景です。 中秋の名月には飲み物料理つきでこの駅で長時間停車して月を見て俳句を詠みホ−ムに設けられている投句箱に投稿出来る観月特別列車も企画される事もある。勿論、普段の朝夕の投稿も出来る。
なおこの駅は急勾配のため今は珍しいスイッチバックの駅で、普通列車以外は入線せず下の本線を通過していく。
この度「産経新聞」が読者から募集した「再び訪れたい駅」のアンケートに「姨捨駅」が第2位に選ばれています。 駅からの壮観な善光寺平の眺めは抜群で長野駅をはじめJR・しなの鉄道・長野電鉄の駅が10数駅が見えるとか? 「中秋の名月」日本三大名月の姨捨の月。かつて芭蕉や、小林一茶も此処から同じ月を観た事でしょう。 ■四十八枚田西行法師が阿弥陀四十八願にちなみ「四十八枚田」と名づけたと伝えられ、1反歩(10a)を48枚に分けた段々状の小さな水田に映る美しい月は古来より「田毎の月」と呼ばれてきました。 「田毎の月」とは四十八枚全部の田んぼに映る月を48個一度に見える事ではありません伝説 検地役人が台帳と照らし合わせ何度数えても47枚しか見当たらず「これこれ、どう数えても1枚見当たらぬが」「お役人様の置いてある傘の下に1枚ございます。」それ位小さな田んぼが「田毎観音」の脇にあります。 ■秋の棚田中には、機械の入らない小さな田んぼもある■冬の棚田千曲市中心街が眼下に見えている。遠くの山並みは戸隠・飯綱山 ■田毎の月信州更級の「田毎(たごと)の月」は江戸時代からたくさんの俳句に詠まれている。「田毎の月」と言うと何枚もある田んぼに沢山の月が映り込んだ「絵」などが紹介されているがしかしこれは物理的に不可能。実際には自分の一番近い田んぼに月が映り自分が動けば月も一緒について来るそんな情景に感動したのだろう。 姨捨の田んぼは小さいから5〜6歩動けば次の田んぼに月が移動し余計感じさせれる。 田んぼに映る月を見るには@田んぼに水が張られている事。A田植え前か稲が伸びない期間であること。B満月に近い状態であること。C晴れていて風が無いこと。が条件です。月の出時間も毎日約30分ずつ遅くなり、月も欠けて行く。 この条件に合うのは、5月下旬から6月上旬頃までがチャンスとなる。 |