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西部(3) 姨捨地区
■長楽寺
月の名所として、芭蕉・宗祇・一茶をはじめとする文人が訪れたと言う。天台宗の寺。
境内には多くの句碑・歌碑が並び、中秋の名月頃には「信州おばすて観月祭・全国俳句大会」が開かれます。
本尊阿弥陀如来を中心に百体観音が並ぶ信濃十四番札所でもあります。
姨捨伝説を祭っている寺としても有名。
■更科紀行の小路
「松尾芭蕉」が更科紀行で月の名所と姨捨伝説を尋ねたという小路
「聖(ひじり=東筑摩郡)」方面より猿ヶ馬場峠を越え、「更級」入りしたと言う。
■更級日記 芭蕉面影塚
「松尾芭蕉」が当地を訪れ姨捨伝説の「姥石」を見て、姥が一人寂しく月を見ながら泣いている面影を思い浮かべたという。
「おもかげや 姨ひとり泣く 月の友」
■観月堂(右)
及び月見堂(上)
各文人はこのお堂から月を見て一句詠んだとか。
その中でも「小林一茶」は姨捨に心曳かれ数回訪れている。
詠んだ句に
信濃では月と佛とおらがそば
姨捨てし国に入りけり秋の風
姨捨てし片山桜咲きにけり
姨捨はあれに候と案山子哉
■姥石(うばいわ)
観月堂の後ろに聳えており、姨捨伝説の姨捨山とされている岩。
棄てられた老母が死んで、この石になったとの謂れであり、礫の粒々が岩の表に浮き出し、痩せ衰えた老婆のはだを想像させ、「姥石」と名付けられたといわれています。
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