千曲市博物館めぐり 「酒造コレクション」 (2)
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■北国街道宿場町
江戸時代参勤交代や善光寺参拝で賑わう下戸倉宿の中、坂井家は信濃の国屈指の大地主で代々この地で酒造業を営んでおり、かやぶき屋根の母屋で宝暦10年(1760年)の大火で焼けた後建て直したものだがこの位置で酒屋を営んでいた。
■戸倉宿
★「北国街道」上戸倉宿
幕府が宿場を制定した当時は上戸倉、下戸倉合わせて一宿だったが、分村に際して分離したと考えられている。旧本陣と旧問屋のたたずまいに江戸時代をしのぶことが出来る。
★下戸倉宿(上戸倉より2k北に位置する戸倉駅前)
造り酒屋の茅葺屋根や立ち並ぶ蔵が当時の気配を残している。酒造り400年の伝統を今に伝える資料館となっていて、18世紀後半からの酒蔵に酒造り道具が多数展示されている。(銘酒雲山)(現在写真の店と裏にある一連の酒蔵が国の登録有形文化財に指定)
下戸倉宿が設定され幕府役人により山裾に住んでいた住民は街道筋に強制的に移され街道には綺麗な小川を造り柳や杏を植え参勤交代や善光寺参りの旅人の暑さを防ぎ生活用水と防火用水備えた。
他の宿場より税金面に優遇し下戸倉宿は繁栄した。
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